幼稚園児向けマジック
学生の頃、文化祭などで不特定多数の色んな年齢の人相手にマジックを見せていた時分、やりやすい/にくいお客さんというのがあるのは漠然と感じていた。女性はどの年齢もOKである。それなりのネタでそれなりのリアクションをして楽しんでくれる。が、男性は要注意。特に5歳以下と50歳以上はやりにくい。50以上の人は何か馬鹿にされてんじゃないか、と敵意むき出しで、なかなかこちらの言った通りにやってくれなかったりするので、カードを引かせたりインタラクティブなマジックがやりにくい。幼児はちょっとしたことでネタが見えようもんなら、鬼の首を取ったように騒ぎ立ててわけわからなくなる。
が、
昨日その天敵とも言える幼稚園児のお別れ会でマジックを披露することになってしまったのである。
以下、その演目とコメント。
1。アピケン
ハンカチがステッキになるやつである。「ハリーポッターが魔法を使う時、手にもつのは?」と聞くと「つえー」と大合唱、それと同時にスカーフをステッキに変えると、「おー」。
なかなかよしよし、良い出だしだ。
2。ファンカード
ドラゴンファンカードという、表側が、真っ白になったと思うと、最後に竜の絵が浮かびあがるカードを使ったファンカード。これまた、最後の竜の所で「おー」
なかなかやるじゃん、これは楽勝か
3。ミリオンカード
空の手からカードやファンが出てくる手技である。「え、何?何枚あるの?」と真剣そのもの。
OK,OK, 驚いとる、驚いとる。
4。スポンジボール
一転、クロースアップマジックに切り替え。
スポンジボールは子供だましでわざわざテンヨーのピカチュウスポンジを買って用意してきた。
机の周りに園児が群がり、おれも触らせろと押すな押すなの騒ぎ。足で机を押さえながらの演技。
敵はその手はトイザラスなどで見慣れているらしく、「次は3個になるんだぜ」とか「あれ、トイザラスでやってるの見たことあるぜ」などダレはじめる。
最後ジャンボピカチュウを出してまあ何とか収拾
5。ニンジンとうさぎ
4枚のカードによるパケットトリック。次男が好きなので今回も用意。表にニンジン、裏にシルクハットの書いてあるカードの中から、ウサギの絵のカードが出てきたり消えたり、最後にはニンジンを食べちゃうというやつである。
下からのぞいて、「あ、ニンジンが半分だぞー」とか大声で叫ぶ奴がいて、最後が今イチ
6。Do As I Do
カードを2組使ったものとして、同じことをやってもらい、最後に引いたカードも一致するというマジック。
アンビシャスカード(真ん中に入れたカードが上にあがってくるなど)と迷ったが、あまりTVででてこないものということで、こちらの方にした。が、結果としてあんまり良い選択でなかった。
まずシャフルができる子が少ないし、カードを真ん中に入れるとかやたらもたつき、時間がどんどん過ぎる。おまけに、カードもちゃんと覚えておらず、ハートの6を覚えているはずなのに、ダイヤの6を出してきたりする。何か失敗したように見えるじゃないかぁ。(後ろのお母さん方はわかっていたようだが)
カードを覚えさせるマジックはやはり無理だったか。
7。カーディオグラフィック
最後はカードを1枚引いてもらい、紙に書いたデックの中からそのカードがあがってくるというマジック。
今度は念のため先生に引いたカードを持っておいてもらう。カードが上にあがる直前に「あそこでカードが出てくるんだぜ」とかいうガキが一人。これ、最近テレビでやってた??
とまあ、何だかんだあったが、無事大きな拍手で終了。お母さん方も喜んでくれたみたいだし、まあ大成功だったと言えましょう。
クロースアップよりは、ファンカードとかミリオンカードとか手技系が意外と受けた。最近テレビでやる人が少ないからかな。ネタものより技術ものがわかるとは、幼稚園児も案外わかっているのかもしれない。まあいい勉強になった。
そういえば帰りがけに「あの杖はどうなったの?」と真顔で聞いてくる子供がいた。一番最初のステッキが最後まで使われなかったのが残念だったらしい。
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